幸運を呼ぶ技術を身につける

少し前、コロナもない時の話。

 

駅に向かうバスの中で、スマホでメールを読んでいたら、隣の人に話しかけられた。日本語の字づらが並んでいるのをみて、「ねえ、どうなってるの?このひとつひとつの文字がワード(単語)なの?スペースがないけど」と。

 

スペース?あぁ、たしかに、英語の文章は、ひとつひとつの単語の後に半角スペースがはいるから、どこからどこまでがひとつの単語かというのがわかる。でも日本語はそれがないから、どうやって判断するかというと、言葉の意味とか、漢字とひらがなの組み合わせとかから判断する。英語はアルファベットだけで成り立っているからスペースが必要だけど、日本語の文は漢字やカタカナがあるからスペースがいらないんだな、と気付く。

 

とっさに説明するのは難しい。ここまでが単語で、この文字が前後の単語を意味を持ってつなげる助詞、と説明したかったが、助詞という英単語が思い浮かばず、asとかisとか(あ、それは前置詞と動詞だな)と似たような役割がある説明しようとしたところで、駅に着いてしまい、その人も降りるので、that’s all right. It is fascinating! Thanks. と言われたので、You’re welcome. Thank you for asking というのが精一杯だった。

 

アフリカ系の、小ぎれいで、明るく小柄で可愛らしい感じのいい印象だった。ので、全く警戒心なく話すことができた。

 

好奇心をもって話しかける。おぉっと思ったら話しかける感じが、いいなと思った。この国の人たちは、いつも自然に話しかける。気軽に話しかけたりできることは、運を良くする技術だという話を聞いたことがある。

日本だと、変な人だと思われそうでなかなかできないけど、アメリカでは、むしろ聞きたいのに聞かないほうが変な人かもしれない。

 

そんな「幸運を呼ぶ技術」が、自分にも少しは身についているかな?と思う。


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