コロナ禍でのハロウィン

大統領選にすっかり埋もれてしまいましたが・・・、

アメリカでは今年もハロウィンを楽しみました。今年は、コロナで規制がある中で、それぞれの楽しみ方を工夫して見つけた日になったようです。

 

10月31日、満月のハロウィンとなった夜、家の近く(カリフォルニア州オークランド)を散歩してみました。

住宅地を歩くと、あちこちからホームパティーを楽しんでいるような声が聴こえて来ます。毎年見るような派手なコスチュームに身を包む人々と何度もすれ違い、みな足早にどこかの家に向かっている様子です。皆少人数でも集まって楽しみたいんですね。どこかで花火も上がっていました。

f:id:calnotes:20201109050015j:plain

 

店のある通りに出ると、スポーツバーも、屋外に椅子やテーブルを出し、仮装した常連客で賑わっています。

f:id:calnotes:20201109050134j:plain

 

湖沿いの公園に行くと、DJを呼んでひたすら踊る若者たちの群に遭遇。人が密集していて、さずがにコロナが怖いので早々に退散しました。

f:id:calnotes:20201109050201j:plain

 

少し歩くと、バスケットボールコートで、仮装してローラースケートを楽しむグループも発見。ゴールのリングが取り外されて、バスケットができなくなると、しだいにここにスケーターたちが集まるようになっていました。今日はハロウィンのパーティーも兼ねているようでした。

f:id:calnotes:20201109050231j:plain

 

今年は特に、小さい子供を持つ親たちにとっては悩みのタネだったと思います。キャンディをもらいながら歩く「トリック or トリート」ができない中、子供たちをがっかりさせないためにはどうしたらよいのだろうと。

そんな中、小さな広場にスクリーンを貼って映画を上映している人たちがいました。仮装した家族が芝生に座って、ソーシャル・ディスタンスも保ちつつ、ハロウィンのアニメを和やかに鑑賞しています。子供達のために、少しでも楽しめる企画を、と思う親達の気持ちが見て取れて、ここのコミュニティも捨てたもんじゃないな、と感じました。

f:id:calnotes:20201109050300j:plain

f:id:calnotes:20201109050325j:plain

 

また、その広場近くの邸宅ではデコレーションに光の映像を駆使している家庭もあり、デコレーションも進化しているのかなと感じました。

f:id:calnotes:20201109050335j:plain

ロサンゼルスではオレンジ色の光とファブリック、扇風機を使ってハイパーリアルな炎を作り、煙や臭いまで演出し、近所の人が消防車を呼んでしまったという家もあったそうです。

 

そのほか、

バーチャルで仮装コンテストをしたり、

かぼちゃの馬車(?)のようなハロウィンデコをした乗り物が走っていたり。

f:id:calnotes:20201109050346j:plain

 

お店では、例年通り店員さんがコスチュームで迎えてくれてました。子どもたちにはキャンディーを配っています。

f:id:calnotes:20201109050408j:plain

 

 

今年は、大人も、子供も、いつもと違う状況に知恵を絞って、「それぞれのハロウィン」を楽しんだ模様です。「親は心配してたけど、結果、子供は大満足でした!」という声を多く聞きました。来年コロナが終息しても、このときに生まれたアイデアは残って行くかもしれませんね。