50歳。米国公認会計士の資格に挑戦します
こんにちは。らっきょです。
1年に1回の更新となっていたブログ(汗)
こりずに、また再開してます。
3カ月位前から、米国公認会計士の取得を目指して勉強を始めています。
はい。今ごろ、「50の手習い」ってやつです。
会計関係のバックグラウンドはほぼ皆無。しかも「数字は苦手」と逃げ続けていた私。タックスリターン(アメリカの確定申告みたいなもの)を、結婚して(夫婦合算で)夫任せで自分でやらずによくなった時は小躍りしてしまったぐらい、「数字は自分と縁遠いもの」と思っていました。
それなのに、何故いきなり、よりにもよって米国公認会計士???
しかもこの年齢で? 今さら?
きっかけは、意外なお仕事
きっかけは、とある出版社でパートタイムの経理のお仕事をオファーされたことでした。業務のほんの一部、誰でもできる作業だから、ということで、やってみることにしました。「経理なんて苦手だし、単純な入力作業も多いだろうだから、すぐ嫌になるかもしれないな」と思いつつ。
しかし、始めてみると、あら不思議。。。全然嫌じゃない!
むしろ、なんだか楽しい。
やることは、大量に発生する発注をデータ入力し、請求書を出して、時期が来たら入金の手続きをして領収書を発行する。という、単純といえば単純な作業です。20代のときにこれをやっていたら、すぐに投げ出していたかもしれません。
でも、40代後半のらっきょには、こう見えたのです。
契約書:同僚の営業スタッフたちが駆け回って手にした、汗と涙の結晶
請求書・領収書:サービスに同意してお金を払ってくれるお客様への感謝状
らっきょはかつて同業で営業をしていたことがありました。だから、ひとつの契約を持ってくることがどれだけ大変か、も体感していました。契約書や請求書・領収書は「ただの紙」には見えなくて、その背景にあるお客様と営業スタッフの会話とかをいちいち想像してしまうのでした。
だから、その作業は、私にとってつまらない単純作業ではなかった。
ひとつのビジネスの流れを見て、何がおきているか確認していく、ちょっとワクワクした作業でした。
当たり前のことかもしれないのですが、らっきょにとってはこれが「気づかなかった自分の発見」となりました。
あと、細かい作業が結構好きなので、向いてるかも?と思う自分がいました。
こうなると、新しく発見した「自分」をもう少し伸ばしてみたくなりました。
経理に関する体系的な知識を得てみたい。できればそれを今後強みとして生かしたい。
こんな気持ちがムクムクわいて、しばらくしてもその気持ちは萎みませんでした。ここからは「こんな年齢から本当にできるのか」「苦労して資格を得るほどの価値はあるのか」「資格を自分の人生にどう生かしたいのか」を考えて、人に相談したりしました。
(今からでも)勉強して資格をとるメリットとは
・会計の知識を持って世の中をみたら、今とは違う社会・経済の仕組みが見えてくるはず ニュースをもっと深読みできる。見る世界が変わる!
・ライターとして「専門性」という強みを得られる
収入アップにつなげる!
・自分のお金に対する苦手意識を解消できるかもしれない
経済的自立を目指したい!
後押しとなった母の言葉
日本と比べて年齢を気にしない文化のアメリカにいるらっきょですが、50歳一歩手前の自分の能力に対する不安はありました。
忘れっぽくなったと自覚する日々、新しい勉強は考えているよりもずっと大変で、始めてすぐに挫折するのでは・・・という気持ち。「何歳からでも遅くない!」とはよく言われますが、実際はやっぱりとんでもなく大変なのでは・・・。
結局背中を押してくれたのは母の言葉(と経験)でした。
「車の免許も、お花の免許も、株の勉強も、始めたのはすべて50歳からよ」と答えた母。思い起こしてみれば、母の子育てがひと段落したのは50歳。そこから趣味で華道を始め、無理なく楽しんでいる様子でした。そして10年経ったある日、師範の免除を示す看板を持って帰ってきた時は、驚いたものです。「継続は力なり」だ、と感心してしまいました。頑張ってるという様子ではなく、ゆるく楽しんでいるという雰囲気だったのですが。そういえば車の免許の、株の勉強も50代で始めていたっけ。
自分がすっかりその頃の母の年齢に追いついていることにもビビりますが。
ということで、ともかく始めることにしました。
そしてやっぱり、簡単ではないことを実感している毎日ですっ(苦笑)